2025.06.16 音楽療法
フレンド大阪中央
カテゴリー:
小規模多機能型居宅介護
大阪市
音楽療法は、認知症の治療においても非薬物療法の一つとして活用されています。
音楽を聴いたり歌ったり、楽器を演奏したりすることで、過去の楽しい記憶がよみがえり、
リラックスする効果が期待できます。また、音楽を通して脳が活性化されるため、
行動・心理症状(BPSD/周辺症状)の治療にも有効な可能性があります。

音楽療法には大きく2つの種類があります。
①受動的音楽療法
CDから流れる音楽や楽器演奏を聴くなど、「受け身で音楽を聴く」ことで参加します。
好きな音楽や懐かしい曲を聴くことで不安や焦りを落ち着かせ、認知症の症状を緩和させます。
認知症でうまく体を動かせない人でも取り組みやすい方法です。
②能動的音楽療法
楽器を演奏する、歌を歌う、音楽に合わせて踊るなど、「自発的に音楽に携わる」ことで参加
します。
老人ホームなどで複数の人と一緒に参加することで、周りの人との一体感も楽しめます。さらに、孤独感も軽減されるなど精神的安定が認知症の症状緩和に効果的です。
工夫しながら音楽療法を適切に取り入れ、認知症の症状改善に役立てればと思います。
